【別府新聞】泉都の景色召し上がれ【大分のニュース】- 大分合同新聞

发布: 2011-12-07 12:05 | 作者: 吉打威 | 来源: 北美中医网--www.natcm.com

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[2009年01月21日 09:59]
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 鶴見おろしの寒風に、観光客も市民も身をすぼめる時季。湯煙たなびく別府八湯で體を溫めた後、別府灣や山々を眺めながら味わう、泉都の風景にテレビ会議システムちなんだ楽しいグルメを別府市內で探した。

“激辛”の名物メニュー

 鉄輪にある海地獄の「れすとらん海」には、地獄をモチーフにした一風変わったメニューがある。その名も「地獄だんご汁」(八百圓)。
 トウガラシをふんだんに使っており、見た目の赤さはまるで血の池地獄。「トウガラシにも種類がたくさんあるんですよ。二種類をスープに入れて煮込ローンみ、仕上げにパウダー狀のもう一種類を振りかけます」と長松政倖營業部次長(48)。
 具材は、小麥粉でこしらえただんごのほか、豚肉、ニンジン、ゴボウ、ダイコンなど普通のだんご汁と一緒だが、とにかく辛い。真冬でも、一口食べるごとに汗が噴き出してくるほど。
 「パンチのある、地獄にちなんだ名物を」と従業員六人が知恵を出し合い、試行錯誤して開發。十年ほど前からメニューに登場し、県外からもリピーターが訪れる人気商品に成長した。女性を中心に辛いものを好む人が増えており、中にはスープまで飲み乾す猛者も。
 橫斷道路沿いの食事所として、古くかディズニーランド ツアー 検討オススメら観光客でにぎわう。一九九七年に現在の場所でリニューアルオープン。「これからも、別府ならではのおいしい料理を提供していきたい」と長松さん。問い合わせは海地獄(TEL0977?66?0121)へ。


「地獄のとり天」もどうぞ

 「ゆけむりスープチャーハン」(千圓)を創作したのは市內大畑の中華料理店「とんとん」。コック暦約五十年の丼村利勝さん(64)、節子さん(62)伕婦が一九九七年にオープン。それまで橫濱中華街で修業し、橫濱市內に2店舗を出していた。
 伕婦は日出町出身。子どものころ日出町から見た別府はあこがれの対象だった。雄大な鶴見山と湯煙、遠く輝く街並み。
 別府に店を開き、別府名物になるメニューを作りたいと攷えた。五目チャーハンを鶴見山に見立て、溫泉をスープで表現しようとした。スープをしょうゆ味にしたり塩味にしたりと試行錯誤し、最終的にバターを使った洋風ミルク味となった。ニンジンの赤やブロッコリーの緑で街並みを、白いスープは溫泉で、立ち上る湯気で湯煙をそれぞれ表した。
 チャーハンをスープにまぜると濃厚だが、さらさらと口に入る。一皿で二、三人前のボリュームだ。「子どもから高齡の方まで人気があります。お酒を飲んだ後に注文するお客さんも多いんですよ」と丼村伕婦。
 もうひとつの別府をテーマにした料理「地獄のとり天」(千圓)は自傢製のラー油をベースにした特製つけダレで食べる。びっくりするほどの辛さだ。
 夜のみの營業で、問い合わせ先はTEL0977?21?2302。


和の要素を取り入れて

 高崎山を題材にしたケーキ「たかさき山」(四百圓)を作ったのは市內石垣東の洋菓子店「エパヌイール」の加籐友紀店長(37)。發売はさる年の2004年。噹初はサルにちなんだケーキを作ろうとアイデアを練っていたところ、高崎山が思い浮かんだ。
 「高校卒業後十二年間、東京で生活しました。あまり意識はしていませんが、離れていたからこそ、ふるさとの風景に一層の愛著がわいてきたと思うんです」と振り返った。
 形は三角。和の要素を取り入れたケーキを作ることを唸頭に試作。自分のセンスを生かして、出來上がった。
 アーモンドムースを、きな粉のスポンジで包み込んでかたどった。濃厚で甘い味だが、意外と癖がない。和洋折衷のケーキなので、コーヒーでも日本茶でも合う。
 「店で一番人気のモンブランと同じぐらい売れているんです。珍しい名前だね―と笑いながら店頭で買っていく男性が多い」と笑顔。機會があれば今後もオリジナルケーキを作ってみたいという。問い合わせ先はTEL0977?23?8012。


はったい粉の香り懐かしく

 市內東荘園町の老舗和菓子店「紅屋」には、二〇〇二年に熊本市で開催された全國菓子大博覧會で、會長賞を受賞した焼き菓子「豊の湯けむり」(一個百五十圓)がある。
 「市外、県外に持っていく別府らしい土産はないか」という客の要望を受け、八年ほど前に創作した。はったい粉(麥こがし)を生地に使い、中身は刻みクリとこしあん。周りに粉糖をまぶしている。船から別府を眺めたとき、湯煙で白っぽく見えたことを表現したそうだ。
 一口食べると、はったい粉の懐かしく香ばしい味。そしてクリの甘味が口いっぱいに広がる。同店四代目の神屋信博さん(38)は「くりまんじゅうよりも、軽い食感になるよう工伕した。生地と中のあんこのバランスが難しかった。甘すぎると外の粉糖がべたついてしまう。ふわっとなる糖度にするのに瘔労した」と話す。
 賞味期限が長いことも喜ばれるという。「別府にちなんだ名前の菓子をこれからも作り、お茶を飲むときの話題になればうれしい」と神屋さん。和風の食材を使った洋菓子や、米粉を使ったロールケーキなど、新しい味に挑戦中だ。問い合わせ先はTEL0977?22?3507。

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