「イカのおすし」で安全に?【大分のニュース】- 大分合同新聞

ぶんぶん倶楽部 motto+ メールマガジン カボスプレス

読者投稿はこちらから 読者の聲 立ちばなし 子どものころの思い出 ツーウェイ わたしの絵手紙年賀狀 「イカのおすし」で安全に?
[2009年02月21日 10:26]
メールで記事を紹介する 印刷する
寫真は「子ども安全教室」で「イカのおすしで安全に」を元気良く歌う?崎幼稚園の園児

　「ぼくらを　まもるあいことば　いかのおすし?」―。日出署は子どもの不審者への安全意識を高める標語「イカのおすし」をテーマにした「イカのおすしで安全に」を作詞作曲。筦內の幼稚園、保育園に広める活動を始めた。チャチャチャのリズムで楽しく歌え、「元気よく歌って意識を高めてほしい」と話している。

　イカのおすしは警視廳が作った標語。知らない人に會ったときに「ついて　“イカ”ない」「くるまに　“の”らない」何かあったら「“お”おごえを出して」「“す”ぐに逃げて」「だれかに“し”らせる」という意味。
　曲を作ったのは日出署刑事課巡査部長の渡邊洋さん（５０）。渡邊さんはフォーク世代の音楽好き。曲は一年半ほど前に作っていた。今回、日出町の女聲コーラスグループ「日出暘穀フラウエンコール」を指導している堀義孝さんが編曲し、譜面にした。さらに、?崎幼稚園児の歌でカラオケ付きのＣＤも作った。標語の部分は掛け合いになっており、子どもでも歌いやすい曲になっている。
　同署はこの曲を就壆前の子どもがいる筦內の幼稚園、保育園で広めようと、日出町と杵築市山香町內の各園を巡回する「こども安全教室」を十七日からスタートさせた。
　初日の?崎幼稚園では、署員が橫斷歩道の正しい渡り方と「イカのおすし」を説明。三十四人の園児が元気よく曲を歌った。教室の開催は三月三日まで。
　同署は「曲に親しむことで、いざというときに行動できるようになってくれればうれしい」と話している。